【おねんね3】
今回は、睡眠に関する質問紙を、皆さまにご紹介いたしますね。
↓に書いた質問は、MEQ(Morningness-Eveningness Questionnaire)と呼ばれる「朝方」「夜型」を評価する質問紙でHorne and Ostberg (1976)が初めて発表しました。
で、この質問紙は2015年の論文(Kantermann et al., 2015)で割と精度が高いんじゃね。っていう結論で、皆さんに紹介した所存です。
今回はこの質問に答えて頂き、次回からその解説でもしていきますね。
この週数間で一番近いものを選んでー。
1. その日の予定がなく、好きなときに起きてもよいのなら、朝、何時頃に起きるか。
[5] 午前 5:00-午前 6:30 (05:00–06:30)
[4] 午前 6:30-午前 7:45 (06:30–07:45)
[3] 午前 7:45-午前 9:45 (07:45–09:45)
[2] 午前 9:45-午前 11:00 (09:45–11:00)
[1] 午前 11:00-午後 12:00(正午)(11:00–12:00)
2. その日の夜の予定がなく、好きなときに寝てもよいのなら、夜、何時頃に寝るか。
[5] 午後 8:00-午後 9:00 (20:00–21:00)
[4] 午後 9:00-午後 10:15 (21:00–22:15)
[3] 午後 10:15-午前 12:30 (22:15–00:30)
[2] 午後 12:30-午前 1:45 (00:30–01:45)
[1] 午前 1:45-午前 3:00 (01:45–03:00)
3. 朝、決まった時間に起きなくてはならないときは、目覚まし時計にどのくらい頼り
にするか。
[4] まったく、頼らない
[3] あまり、頼らない
[2] いくらか、頼る
[1] とても、頼る
4. ふだん、あなたは、朝、目が覚めてからパッと起きることができるか(急にママから「早く起きなさい(激おこぷんぷん丸)」で起こされた時ではないよ~)。
[1] とても、難しい
[2] いくらか、難しい
[3] わりに、容易である
[4] とても、容易である
5. ふだん、起床後 30 分間の目覚めぐあいは、どの程度ですあるか。
[1] まったく、すっきりしていない
[2] いくらか、すっきりしていない
[3] わりに、すっきりしている
[4] とても、すっきりしている
6. ふだん、起床後 30 分間の食欲は、どの程度であるか。
[1] まったく、食欲がない
[2] あまり、食欲がない
[3] わりに、食欲がある
[4] たいへん、食欲がある
7. ふだん、起床後 30 分間のけだるさは、どの程度であるか。
[1] とても、けだるい
[2] わりに、けだるい
[3] わりに、そう快である
[4] とても、そう快である
8. 翌日、まったく予定がないとすれば、寝る時刻をいつもに比べてどうするか。
[4] ほとんど変わらない
[3] 遅くなるのは1時間以内
[2] 遅くなるのは1-2時間まで
[1] 2時間以上遅くなる
9. 友人に誘われて、1 週間に 2 回、朝 7 時-朝 8 時(07:00-08:00)に運動することになりました(大学に行くことは考えなくていいよ~)。どの程度実行できると思いますか。
[4] 調子よく、実行できると思う
[3] わりに、実行できると思う
[2] 難しいと思う
[1] たいへん、難しいと思う
10.ふだん、夜、何時になると疲れを感じ、眠くなりますか。
[5] 午後 8:00-午後 9:00 (20:00–21:00)
[4] 午後 9:00-午後 10:15 (21:00–22:15)
[3] 午後 10:15-午前 12:45 (22:15–00:45)
[2] 午前 12:45-午前 2:00 (00:45–02:00)
[1] 午前 2:00-午前 3:00 (02:00–03:00)
11. 精神的にたいへん疲れるテストを 2 時間にわたり受けるとします。最高の成績をあげることができるのは、次の 4 つの時間帯のうちのどれでしょうか。
[6] 午前 8 時-午前 10 時 (08:00–10:00)
[4] 午前 11 時-午後 1 時 (11:00–13:00)
[2] 午後 3 時-午後 5 時 (15:00–17:00)
[0] 午後 7 時-午後 9 時 (19:00–21:00)
12. もし、夜 11 時に寝るとすれば、その時、どの程度疲れていると思いますか。
[0] まったく、疲れていない
[2] 少し、疲れている
[3] わりに、疲れている
[5] たいへん、疲れている
13. ある理由で寝るのがいつもより 2-3 時間遅くなったとします。翌朝は何時に起きてもよいとすると、あなたは次のどれにあてはまりますか。
[4] いつもの時刻に目覚め、それ以上眠らないだろう
[3] いつもの時刻に目覚めるが、その後うとうとするだろう
[2] いつもの時刻に目覚めるが、また眠るだろう
[1] いつもの時刻より遅くまで目が覚めないであろう
14. 夜勤のため朝 4 時〜6 時(04:00-06:00)までの間、起きていなければならないとします(翌日は予定がないとします)。あなたは次のどれにもっともよくあてはま
りますか。
[1] 夜勤が終わるまで眠らないだろう
[2] 夜勤前に仮眠をとって、夜勤後にしっかり眠るだろう
[3] 夜勤前にしっかり眠り、夜勤後に仮眠をとるだろう
[4] 夜勤前だけ眠るだろう
15. きつい肉体作業を 2 時間しなければなりません。もっとも調子よく働くには、次のうちのどの時間帯を選びますか。
[4] 午前 8 時-午前 10 時(08:00–10:00)
[3] 午前 11 時-午後 1 時 (11:00–13:00)
[2] 午後 3 時-午後 5 時 (15:00–17:00)
[1] 午後 7 時-午後 9 時 (19:00–21:00)
16. 友人に誘われて、1 週間に 2 回、夜 10 時-11 時(22:00-23:00)に運動をすることになりました(仕事に行くことは考えなくて結構です)。どの程度実行できると思いますか。
[1] 調子よく、実行できると思う
[2] わりに、実行できると思う
[3] 難しいと思う
[4] たいへん、難しいと思う
17. 一日に、5 時間続けて仕事をするとします(休憩を含みます)。興味がある仕事内容で、出来映えに応じて報酬がもらえます(嬉しいね(^▽^)/)。どの時間帯に仕事を開始したいですか?
[5] 午前 4 時-午前 8 時のあいだ (04:00–08:00)
[4] 午前 8 時-午前 9 時のあいだ (08:00–09:00)
[3] 午前 9 時-午後 2 時のあいだ (09:00–14:00)
[2] 午後 2 時-午後 5 時のあいだ (14:00–17:00)
[1] 午後 5 時-午前 4 時のあいだ (17:00–04:00)
18. 体調が最高なのは、1 日のどの時間帯ですか。
[5] 午前 5 時-午前 8 時 (05:00–08:00)
[4] 午前 8 時-午前 10 時 (08:00–10:00)
[3] 午前 10 時-午後 5 時 (10:00–17:00)
[2] 午後 5 時-午後 10 時 (17:00–22:00)
[1] 午後 10 時-午前 5 時 (22:00–05:00)
19. 「朝型」か「夜型」かと尋ねられたら、あなたは次のどれにあてはまりますか。
[6] 明らかに「朝型」
[4] 「夜型」というよりむしろ「朝型」
[2] 「朝型」というよりむしろ「夜型」
[0] 明らかに「夜型」
参考文献
Horne, J. A., & Ostberg, O. (1976). A self-assessment questionnaire to determine morningness-eveningness in human circadian rhythms. Int J Chronobiol, 4(2), 97-110. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/1027738
Kantermann, T., Sung, H., & Burgess, H. J. (2015). Comparing the Morningness-Eveningness Questionnaire and Munich ChronoType Questionnaire to the Dim Light Melatonin Onset. J Biol Rhythms, 30(5), 449-453. https://doi.org/10.1177/0748730415597520
Roenneberg, T., Kuehnle, T., Juda, M., Kantermann, T., Allebrandt, K., Gordijn, M., & Merrow, M. (2007). Epidemiology of the human circadian clock. Sleep Med Rev, 11(6), 429-438. https://doi.org/10.1016/j.smrv.2007.07.005
Roenneberg, T., Kuehnle, T., Pramstaller, P. P., Ricken, J., Havel, M., Guth, A., & Merrow, M. (2004). A marker for the end of adolescence. Current Biology, 14(24), R1038-R1039. https://doi.org/10.1016/j.cub.2004.11.039